アップル社が開発しているiOSはウィルスに強いという話があります。
これはWindowsマシンを対象としたウィルスに強いという意味で、
iOSを対象にしたマルウェアなどのウィルスは存在しています。
強いというよりは大多数のウィルスの対象になっていないだけで、
セキュリティが高いというわけではありません。
ネットワーク上に繋がっている時点でウィルスなどの脅威から100%逃れる
ことはできないと考えておくべきでしょう。
Windowsを対象としたウィルスに感染することはないとアップル社自ら
豪語していましたが、それも2012年には撤回しています。
確かにiOSはフラッシュなどの実装を拒否し続けるなどしていたため、
標準的なウィルスの脅威にさらされることは殆どありませんでした。
しかし前述のようにOfficeなどで互換性を持つようになってからは
脆弱性を突かれたウィルスが発生しています。
それでもWindowsPCに比べると、iOSを搭載したマシンは少数派のため
ウィルスに感染しにくいというのはある意味で正しいと言えます。
ただ、最近はiOSを搭載したiPhoneやiPadなどパソコン以外の端末が
爆発的に普及していることから、モバイル端末向けのウィルス被害も報告があります。
アップルのiOSはウイルスに強いということを盲信していると、
とんでもない被害に合う可能性がありますのでしっかりとした対策ソフトの
インストールは欠かせません。
強いという表現に語弊があることを理解することも大事です。